会議名:平成16年第5回定例会(第2日 9月 8日)
○2番 (中内議員)  大きく2点について、質疑をさせていただきます。

 まず、都市計画道路畑田太中線についてでありますが、市道をはじめ、松ケ本線、北春日丘北線、沢良宜野々宮線、島線、鮎川線等と都市計画道路がたくさん整備されておるわけなんですけれども、鋭意努力されていることは承知をしておりまして、常日ごろ本当に努力を評価するところでございますけれども、現在取り組まれているこれらの道路について、各地域間を結ぶ茨木市の都市計画道路として、その必要性というか重要性をかんがみていただきまして、優先的に取り組まれていると思うんでありますが、決定されてから久しく、やっと一部ではありますけれども事業化されました畑田太中線について、2点お聞きをしておきたいと思いますが、まず1点目でありますが、中央環状線との交点といいますか、若草町交差点の改良であります。この春にモノレール南茨木駅の西側で中央環状線への接続工事がされたんであります。東側で既に供用している道路があるんですが、つながらないといった状況でありまして、中央環状線の側道に回らなければ蔵垣内のほうから茨木方面に行けないと。市内方面からももちろん、しかりということで、せっかく立派な道路が整備された都市計画道路でありますので、中央環状線をストレートに横断できるような改良をお考えのことと思いますが、計画を示していただきたいと思います。

 次に、中央環状線を越えまして天王二丁目から大正川を越えて丑寅、蔵垣内までの整備でありますが、平成13年に長年の懸案でありました宇野辺のガードが拡幅になったところでありまして、これができたことによって、かえって東洋製罐の道路とか日立マクセル、あるいは神戸製鋼所の前の道路にダンプカーや大型車両の通行が激増いたしまして、大変な渋滞となっておるんですが、地域住民の生活に重大な支障を来している状況であります。歩行者の安全対策として東洋製罐と神戸製鋼所の間で歩道設置事業を進めていただいてはおりますが、丑寅、蔵垣内方面から市内への抜本的な交通対策としては、どうしても塩漬け状態といいますか、大正川を越えて、橋と言いますか、これの延長の整備が必要ではないかと、このように考えておりまして、整備がされますと下流部で以前から要望があります通学路の安全対策にも資すると私は思います。この区間の整備について、関係地区から長年にわたり要望があることは承知されているのか、また、どのような考えで見解をお持ちなのか、お尋ねしておきます。

 それから、農業関係でありますが、2点質疑をさせていただきます。

 まず、アライグマの件でございます。最近、テレビ報道などで御存じとは思うんでありますが、市街地まで出没しているようでありまして、野性化した外来生物であるアライグマの激増による農業被害、また、人身被害、野性動物の生態系への影響問題などについて、心配しておりますのでお尋ねいたします。アライグマの生息地が拡大しますと、農業被害の増加はもちろんでありますけれども、生活環境の汚染、生息地の関係で、えさの競合等によって生態系が攪乱して、また、人や家畜に対するアライグマ回虫症の発生なども懸念され、影響の拡大を防止するための抜本的な対策が必要であると考えられます。

 そこで、本年度におきまして広報誌で市民からの目撃情報を収集し、アライグマの生息状況の調査を行っているとお聞きしております。6月議会においても同僚議員から同様の質問があったと思いますが、その後、状況が相当に変化しておりますし、市街地も含めた目撃情報の件数、目撃情報の多い地区、捕獲したアライグマの頭数、近隣市町での捕獲状況について、お尋ねいたします。

 また、先日、愛知県の春日井市の主婦や犬がアライグマに噛まれるというような被害があったと報道されておりました。これは8月の初めであったと思いますが、このように山間部の農作物の被害だけではなく、市街地においても人身被害や生活環境汚染、保健衛生上の問題などもふえることが予測されますが、その対応について、お伺いいたします。

 2点目ですが、農業体験を通した食育の推進について、お伺いします。次代を担う子どもたちが農業体験や自然観察を通して農業に関心を持ち、働くことの意味や食べ物の大切さ、食のあり方を学び、さらに、自然生命の尊さを理解し、他人を思いやる豊かな人間性をはぐくみ、健全な食習慣を定着させていくことが何よりも大切なことであると考えます。また、子どもの発達段階において、農業を体験し、農業の厳しさ、楽しさを身につけることが我が国の農業の自給率の向上につながるのではないかと考えます。私の地元では、私も地元の助言者とか農業支援者らとともにときどき参加をしておりまして、農作業におきまして目を輝かせて取り組む子どもたちの姿を見させていただいて、農業体験が食や農に関する認識を高めることにいかに役立っているか、再認識をさせられているところであります。そういった意味で農業体験を通じた食育の取り組みを大いに推進すべきと考えますが、見解をお伺いします。

 以上で1点目でございます。

○松島議長 齊藤建設部長。

    (齊藤建設部長 登壇)

○齊藤建設部長 都市計画道路畑田太中線と中央環状線がT字交差している若草町の交差点を十字交差にする考えはとのご質問でございます。交差点取り付け部の縦断勾配は、交通を安全かつ円滑に流すために、できるだけ長い区間を2.5%以下の緩勾配とするよう道路構造令で定められており、中央環状線クラスの道路では最低でも40メートルを確保しなければ交差点の設置が認められません。現場は御存じのように、阪急京都線をまたぐ跨線橋が交差点直近にあり、その距離がとれないこと、また、吹田市方向約180メートル北に奈良交差点がありますので、交差点間隔が十分でないことなどから、若草町交差点を中央環状線と十字交差とする改良については、このように悪い条件が2つ重なっており、許可することが難しいということでございますので、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。

 畑田太中線の天王二丁目から丑寅、蔵垣内への整備についてでございますが、畑田太中線の天王二丁目から丑寅、蔵垣内への早期整備につきましては、地元自治会から再三要望を受けておりまして、地区の置かれている状況も認識いたしております。しかしながら、現在、事業を進めております各路線は、その事業効果、緊急性、あるいは事業認可の可能性、財源の見通しなど、総合的に検討・精査し、年次計画のもと、整備に取り組んでいるところであり、新たな路線の事業化につきましては、手がけている事業の進捗や昨今の財政事情を勘案いたしますと、相当な時間を要すると思われます。

 以上でございます。

○松島議長 津田市民生活部長。

    (津田市民生活部長 登壇)

○津田市民生活部長 アライグマ被害対策について、ご答弁を申しあげます。まず、目撃情報についてでございます。4月1日から現在までの間、67件の情報が寄せられております。市域ほぼ全域で目撃情報が寄せられておりますけれども、特に多い地域といたしましては、山間部、見山地区からの情報が非常に多いということでございます。

 次に、アライグマの捕獲頭数でございますが、4月1日から現在まで45頭を捕獲しております。その内訳といたしましては、山間部で36頭、市街地で9頭というふうになっております。

 また、このアライグマに対する近隣市の状況でございますが、捕獲状況につきましては、能勢町で3頭、豊能町で30頭、池田市で3頭となっております。また、豊中市、箕面市、島本町では、捕獲活動は実施されておりますが、捕獲実績はないということでございます。さらに、高槻市、吹田市、摂津市は、まだ捕獲活動を行っていないというふうに聞いております。

 人身被害などへの対応でございます。大阪府では9月6日にアライグマ捕獲等実施要領が施行されまして、鳥獣保護法では農作物被害があった場合にしか捕獲できなかったというものが、市町村などが府へ許可を得た場合、市街地を徘徊するアライグマに対しても捕獲できるようになっております。また、来年度から「特定外来生物被害防止法」が施行されますことから、これを受けまして本市におきましても市街地での捕獲活動に取り組んでいくとともに、市民に対しまして引き続き、広報誌などを通じましてアライグマの危険性について周知を図ってまいりたいというふうに考えております。

 次に、農業体験を通した食育の推進について、お答え申しあげます。学校教育の一環として、児童が地元農業者の指導、協力を得ながら自分たちで種をまいて植えつけをし、収穫をすると、こういう一連の農作業を行い、生産された農作物を食べることを通して農業や食の大切さを実感するということは、児童の健全な発達に大きな効果があるというふうに考えております。これまでから教育委員会、農業委員会並びに関係諸団体で構成いたします「教育と農業連携協議会」において、全小学校で農業体験学習を推進していく上での課題などを調査し、学習田の取り組みが進められているところでございます。本年度から西小学校の5年生が泉原のボランティアファームの一角において、児童みずからが野菜を栽培し、収穫、調理する、また、収穫した野菜などを学校給食の食材として利用する。これは大阪府のネーミングなんですけれども「育てて食べよう野菜バリバリ推進事業」、そういう事業に取り組んでおられます。

 今後とも、こうした活動に対し積極的に推進することによりまして、農業体験を通して食と農とが有する教育的な機能を活用した総合的な食育の取り組みを推進してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○松島議長 2番、中内議員。

○2番 (中内議員)  一定の答弁をいただいたんでございますが、畑田太中線、いずれにいたしましても2問とも、はかばかしいお答えを全然いただけませんでした。地域を結ぶ都市計画道路、地域を結ぶんだから都市計画道路ということでありますけれども、それが迂回をせえへんかったらいかんというのか、何かちょっとよくわからないようなお答えでございました。交差点は交差点であろうかと思いますが、十字になっておらない行きどまりと。先ほど、構造上、無理だと。悪条件が、奈良交差点とも近いし、勾配の関係もあったりして、非常に難しいというような話でありますけれども、当初はやっぱりまっすぐ、当然、十字で計画されてたと思うんでありますが、それができないような状況のように思ったわけなんですが、今後、できるだけスムーズに向こう側へ行けるような、何かそれにかわるようなとか、十字に近いとか、何か策をお持ちであるか、ちょっと聞かせておいていただきます。

 次に、向こう側へ越えた二丁目からの大正川の関係でありますが、長年にわたる熱心な要望について承知しているということでありますが、三宅地区は茨木市の南西端というのか、位置しておりまして、総体的に見ますと行政の光が十分に当たっていない地域と言えると思いまして、また、出張所が廃止されたこともありますし、道路がもう何よりやというようなこともありまして、いろいろな事情がありますけれども、市域全般に光を行き渡らせてもらいたいなと、このように思うわけで、危険な通学路の対策からしても、今後の見通しについて、再度ご答弁をお願いしたいと思います。

 それから、農業の関係でございますが、答弁していただいたアライグマの関係でございますが、45頭でしたか、ということで、近隣市町村と比べますと非常に捕獲が抜きんでているというようなことでございまして、ただし、市街地で9頭捕獲したというようなことであります。これらの成果でありますけれども、発生した問題に対して、地元自治会や狩友会と連携して迅速に対応していただいた結果と評価をしております。しかし、他市の捕獲状況、あるいは活動実績を聞けば、捕獲活動を積極的に実施されていない市町もありまして、北摂山系という広域に生息しているアライグマすべてを考えれば、本市だけが一生懸命と言っても不十分でありまして、大阪府を通じて近隣市町に働きかけるべきではないかと考えております。その辺の見解について、どうお考えかお聞かせ願いたいと思います。

 それから、農業体験を通した食育の推進についてでありますが、子どもたちに対する食育は、心身の成長、また、人格の形成に大きな影響を及ぼし、生涯にわたって健全な心身や豊かな人間性をはぐくむとともに、食育の推進に当たっては、地産地消の取り組みや土地と農村の交流活動等を通じて消費者と生産者との顔が見える関係を築き、食に関する信頼関係を構築することにより、農業の活性化、また、食料自給率の向上にも貢献するのではないかと考えております。

 答弁によりますと、西小学校の5年生でしたですかね、泉原のボランティアファームで「育てて食べよう野菜バリバリ推進事業」、初めてお聞きする事業ですけれども、つくる、料理する、食べるといった総合的な食育に取り組まれているところであるということであります。答弁でもございました、教育と農業連携協議会、私も質疑いろいろさせていただきましたけれども、以前に、連携を強化、密にしていただきまして、他の小学校においてもこうした取り組みが積極的に推進されるよう、これは要望させておいていただきます。

 以上でございます。

○松島議長 齊藤建設部長。

    (齊藤建設部長 登壇)

○齊藤建設部長 中央環状線を挟む東西交通の地域の交通利便性等についてでございますが、現在、事業を進めております神戸製鋼所前の天王一丁目宇野辺一丁目線、西中条奈良線の早期整備により確保してまいりたいと考えております。また、三宅地区からいただいております生活環境交通安全対策にかかる要望につきましては、事業中のものも含め、おおむね対応しているところでございます。

 いろいろな要望の中で畑田太中線の天王二丁目から丑寅、蔵垣内等の区間の整備が最も大きな課題として認識いたしておりますが、現下の財政状況などから長期的に取り組まざるを得ないと考えております。いずれにいたしましても、茨木市の骨格を形成する道路として都市計画決定いたしておりますので、状況が許す限り、できるだけ早い時期に取りかかりたいと考えております。

○松島議長 津田市民生活部長。

    (津田市民生活部長 登壇)

○津田市民生活部長 アライグマの広域的な対策が必要ではないかというご質疑にご答弁申しあげます。アライグマの繁殖能力、また、環境適応能力を考えますと、確かにご指摘のとおり、本市だけの取り組みでは効果が薄いという認識は持っております。大阪府におきまして9月2日に大阪府アライグマ被害対策検討委員会が設置されております。府下におけるアライグマの生息調査、また、防除対策、処分方法などが検討されるというふうに聞いております。本市におきましても、本年5月に「茨木市アライグマ対策連絡会」という体制を組んでおります。これの強化を図っていくということと、広域的な捕獲活動の展開ができるように、大阪府、また、近隣市町村とも積極的に連携を図って取り組んでまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○松島議長 2番、中内議員。

○2番 (中内議員)  3問目ということで要望しておきたいんですけれども、まず畑田太中線の質問させていただいております十字の交差点の改良でありますけれども、今、先ほどおっしゃったのは天王一丁目宇野辺一丁目線の改良と、西中条奈良線の都市計画道路ですか、これをきっちりさせていきたいというようなご答弁でありましたけれども、これは代替道路のような私は気がしておりまして、やはり都市計画道路というのは、中央環状線が当然できてたと、都市計画決定したと。後で近畿自動車道、モノレールが後できたと。結論的に言うたら、茨木市がなめられたんかどないなったんか、私はよくわかりませんけれども、当然、十字の交差点を想定されてやられたと思うんですね。したがって、これから地方分権が進んできて、どんどん地方の意見もなってくるから、こんな問題も少なくともなくなってこようかと思いますが、弱い者いじめされたのかなというような感じがします。

 したがって、私はアンダーパスとか、あるいは2点の、道路構造令にいろいろ問題があるというようなことでありますけれども、そのような交差点、どこでもあると思うんです。絶対あかんというようなことはないと思います。信号でも、阪急ですか、坂の上でも予備の信号でいろいろ知らせるとか、いろいろ何らかの形で十字の交差点を私は望みます。それが都市計画道路であろうと思います。途中で分断というて、全国的にあるんかどうか、その辺もちょっとわからないんですが、そういうことも含めて研究、検討、徹底的に知恵を絞っていただきまして、実現に向かってやっていただきたい。今後、やはり都市計画道路が分断されるというのか、そういうことになっても困りますので、十分研究もしていただいて、やっていただきたいなと。

 また、天王二丁目からの蔵垣内、宇野辺までのの大正川の橋の話も私はあると思うんですけれども、私も行政にやっぱり携わってきた、用地買収にも、協力にも、いろいろさせていただいたから、それはもう本当に苦しいというんか、しんどいというのは、計画を立てて、予算を立てて、測量して、面積確定して、そして、物件調査をして、鑑定もして、なかなかちょっとやそっとではいかんということは十分に承知しております。したがって、徹底的に南のほう、いろいろご要望もあろうかと私は思いますし、私だけじゃなくて地域の皆さん、いろいろあろうかと思いますので、どうぞひとつ前向きに取り組んでいただきたいなと、このように思います。要望しておきます。

 それから、アライグマの件でございますが、懇切丁寧にいろいろご答弁をいただきまして、在来種といいましたら動物でも天敵がおるんでございまして、それはそれなりに天敵がおるということで駆逐してくれますけれども、外来種というのは天敵がおらないということでありますので、ネズミ算的にふえる。年2回、子どもを産んだりしますので、本市が幾ら積極的なアライグマの捕獲活動を展開していただいても、それ以上に近隣市町で繁殖すれば、何の効果もありませんし、横のつながりといいますか、大阪府も一生懸命のようでございまして、9月3日、アライグマ捕獲等実施要領、これはもうテレビで報道されていました。そして、答弁の中にもあったと思いますが、「特定外来生物被害防止法」が来年度から施行されるというようなこともありまして、大阪府と近隣市町ともども連携をとっていただきまして捕獲に全力を尽くしていただきたいなと思います。

 それと、猿もちょっと出てきてまして、これは箕面からのはぐれ猿1頭です。被害的には、大阪府の被害は全体で700万円程度ですけれども、猿はちょっと被害は入ってませんが、実際、里のほうまで出てきてまして、スイカとかトウモロコシの食べ方が違うんで、すぐわかります。したがって、そういうこともありますので、これは鳥獣保護法、いろいろな問題もありますが、その辺もひとつ頭のほうに入れておいてもらって、即、何らかの対応をしていただけたらなと思います。

 以上、終わります。