会議名:平成17年第4回定例会(第1日 9月 8日))
○21番 (中内議員)  私は、大きく2点に絞りまして、質疑をさせていただきます。

 まず、第二名神高速自動車道について、お尋ねをいたします。

 第二名神高速道路は、重要な国土幹線でもありまして、茨木市においては、国際文化公園都市、安威川ダム建設事業とあわせて、三大プロジェクト事業として促進されているところであります。大阪の地盤沈下は大変厳しい状況にありまして、再生に向けたさまざまな対策を着実に実施していくことが求められております。

 このためには、都市活動を支える社会資本の整備を効果的かつ着実に進めることが不可欠となっております。特にその中核的な役割を担っております第二名神高速道路や第二京阪道路などの高速道路のネットワーク化であります。本年10月より、日本道路公団が民営化されるようでありますが、引き続き全線の早期整備を図るよう、本市議会におきましても、第二名神高速道路建設促進に関する意見書を国及び政府に提出させていただいたところであります。

 本市北部のまちづくりについても、第二名神高速道路を基軸といたしまして、茨木北インターチェンジは必要不可欠な施設として位置づけられ、パーキングエリアや周辺道路整備とあわせ、これらを有効活用したまちづくりを願うものであります。

 現在、茨木市域7キロ区間については、測量、土質調査を終え、本市と日本道路公団との行政協議を進めていると聞いておりますが、現在、日本道路公団と本市との協議状況、また、今後の進め方について、お聞かせをいただきたいと思います。

 次に、2点目の農業関係の件でございますが、都市型農業の振興について、お尋ねをしたいわけでありますが、この8月に、食と農に関する第2回目の北摂府民フォーラムが、本市のクリエイトセンターにおいて、「都市と農村の交流」をテーマに開かれました。私も出席させていただいた一人でありますが、大変な盛況でございまして、生産者と消費者で会場が満席となりまして、450人ぐらいの参加があったと聞いております。

 このフォーラムの中で感じたことについて、お伺いをさせていただきたいわけなんでありますが、全国的に、都市と農村の交流の事例を見ますと、府県境を越えた活動が一般的でありますが、このフォーラムにおいて、本市農林業の紹介をしていただいたわけなんですが、ご承知のとおり、茨木市は都市部と農村部から構成されておりまして、本市の場合は、都市と農村の交流活動が、市域の中で行えるというようなすばらしい環境にあることを再確認したわけでありました。

 このような特性を生かした、現在取り組んでおられる都市型農業の振興策について、お伺いをいたします。

 以上でございます。

○福井議長 齊藤建設部長。

    (齊藤建設部長 登壇)

○齊藤建設部長 第二名神高速道路における道路公団と市との協議状況及び今後の進め方についてでございますが、第二名神高速道路の行政協議につきましては、平成17年1月に、日本道路公団より、茨木市域における行政協議の依頼がありました。

 協議事項としては、道路、水路、河川等の交差施設に関することや基本的事項でありますが、交差分断する市道9路線、里道25本、府道4路線、水路8本及び河川4本等の取りつけ方法、構造、拡幅整備、機能復旧及び側道整備等について行っており、本市の意見、要望を中間協議事項として、平成17年5月に日本道路公団に回答しております。

 その後、日本道路公団より、本市の意見、要望に対し、一定の回答が示され、それに基づき、現在、協議、調整を進めているところであり、大枠での合意が得られた後、行政協議確認書を締結し、地元協議に着手したいとの意向であります。

 なお、地元協議に当たっては、地元の具体的な意見や要望について協議を行いながら、合意形成に努めると聞いております。

 以上でございます。

○福井議長 越水市民生活部長。

    (越水市民生活部長 登壇)

○越水市民生活部長 都市型農業の振興についてでございますが、市民の皆さんに、本市の自然や農業のすばらしさが実感していただけるよう、農業祭をはじめとする地域資源を活用したイベントの開催を支援するとともに、消費者が求める新鮮でおいしい地域農産物、農産加工品を提供する直売所やもぎとり園など、食と農に触れ合う交流事業を推進いたしております。

 また、消費者の食の安全に対する関心が高まる中で、資源循環型の土づくりや、減農薬、減化学肥料による安全で安心なエコ農産物「いばらきっ子」の栽培など、環境保全型農業や地域特産品の開発を促進いたしております。

 さらに、農業従事者の高齢化や後継者不足のために、農地の遊休化が進む中、都市住民の参加を促し、地元農家の指導のもと、泉原ボランティアファーム、銭原ふれあい農園を活用した農業体験活動や棚田保全活動を推進し、農業に対する理解と関心を深めるとともに、農地の保全や地域の景観形成に努め、都市と農村の交流活動を通じまして、地産地消を基軸とした農業振興に取り組んでいるところでございます。

○福井議長 21番、中内議員。

○21番 (中内議員)  2問目に入りたいと思いますが、事業の進捗としては、現在、行政協議が進められておると。第二名神の件でありますが、これが整えば、日本道路公団から地元に対して、第二名神の具体的な整備や関連する道路整備等についての案が示され、地元協議に入りたいというようなことが公団の考えでありますし、スケジュールのようであります。

 そこで、御存じのとおり、千提寺にインターチェンジができるわけなんですが、過年度に第二名神を踏まえた地域の将来像を住民によるワークショップが開かれまして、何回も、四、五回やられたようでございます。検討されてきたところでありますが、地元においては、このワークショップを今後のまちづくりに、どのように市として生かしてくれるのか、あるいは生かしていくんか、こういう意見をお聞きします。ワークショップによる取り組みというんか、生かし方について、市の考え方をお聞かせいただきたいなと、このように思います。

 次に、農業の関係でありますが、ただいま都市型農業の振興についてご答弁をいただきました。本市の特性を生かした都市と農村の交流を通じた地産地消を基軸としたさまざまな取り組みを支援され、農業振興に努められているということは大いに評価をさせていただきます。

 今回のフォーラムのパネルディスカッションにおいて、農業者、消費者、学識経験者のそれぞれの代表から生産者と消費者がともに取り組むべき幾つかの意見や提案がございました。その中で、パネリストから農家の労働力不足を都市住民が応援する援農クラブ、多分、支援とか援助とかいう援農クラブやと思うんでありますが───とり方によっては、農業と縁を取り持つ、縁というんか、かけ言葉になっていたんかどうか、ちょっと私はわかりませんが───援農クラブや直売所での販売、また、消費を拡大するためのファンクラブの提案がございました。本市では、生産者と消費者の間で、このような取り組みがなされているんかどうか、お聞かせをいただきたいと思います。

 以上でございます。

○福井議長 中島都市整備部長。

    (中島都市整備部長 登壇)

○中島都市整備部長 千提寺地域のワークショップによる取り組みと生かし方につきまして、ご答弁申しあげます。

 千提寺地域のワークショップは、第二名神建設の影響と効果を踏まえながら、地元の皆さん方が、こんな千提寺にしたいというまちづくりの目標を共有し、主体的に取り組んでいくことが重要であることから、地域のまちづくりの活動を支援するということで、都市計画課も参画し、実施してきたものであります。

 これによりまして、千提寺地域の将来像が一定、明らかになったところであり、日本道路公団との協議に当たっては、ワークショップの成果を踏まえ、対応していくところであります。

 いずれにいたしましても、まちづくりの主体は地元であり、ワークショップで得られた成果を基本に、地元の皆さん方が中心になって、どのように具体化を図っていくかが課題になるものと考えております。

 今後もこのように、地元における主体的な、積極的な取り組みに対しまして、必要な支援を行ってまいりたく考えております。

○福井議長 越水市民生活部長。

    (越水市民生活部長 登壇)

○越水市民生活部長 援農クラブやファンクラブの取り組みについてでありますが、農業従事者の高齢化や労働力不足を応援するのが援農クラブでございます。この援農クラブにつきましては、市民参加を促し、泉原ボランティアファームや見山地区での棚田保全活動において、地元農家の指導のもと、農業体験活動を実施いたしております。

 この活動への参加には、相当の栽培技術を有する方もおられることから、今後、生産農家の労働力不足を補う農業支援者として、活躍していただけるのではないかと期待をいたしております。

 また、直売所などのファンクラブにつきましては、見山地区都市農村交流活動推進委員会が、見山を愛する会を組織され、イベントの開催などをされていると聞いておりますので、今後、見山の郷交流施設組合を含めた形に発展させ、季節ごとの農作業情報や旬の野菜の収穫情報などもあわせ発信するファンクラブの創設や、都市住民とのさまざまな交流活動について、関係者に提案をしてまいりたいと考えております。

 なお、農林課では、インターネットのホームページを立ち上げまして、各種イベントや直売所の情報を発信いたしております。

○福井議長 21番、中内議員。

○21番 (中内議員)  一定のご答弁を、それぞれ2問についていただきました。あまり納得もしませんが、ちょっと要望にさせていただきますが、趣旨がちょっとずれているかもわかりません。

 まず、第二名神の件でありますが、要望させていただいておきますが、第二名神に関して、昨年決定されました茨木市総合計画(第4次)によりますと、「第二名神自動車道が地域を東西に貫き、茨木北インターチェンジ(仮称)の設置が予定されいることから、環境への影響に十分配慮しながら、国土幹線とつながる利点を受け入れられるまちづくりを進めます」とうたわれておりまして、取りつけ道路とか、環境への配慮はわかるんでありますが、抽象的な表現で、もう一つ、村として市のかかわり方が理解できないというような状況にあります。

 ご承知のように、千提寺は、インターチェンジが設置されて、大きな影響を受ける地域でありまして、ワークショップによる検討も進められている。現在、積極的に取り組まれて、終わっておるというような状況で、そのワークショップの成果を具体的にいうんか、具体化していくための、市や、やっぱり専門家とか、そうした人による検討が必要ではないかと、私は思いますし、村の人もそのような考えでおられるようで、市ではどうおっしゃっているかいうたら、地元の取り組みに対しては支援するということでありまして、私らからいいますと、小さな村がさま変わりする大きなプロジェクトでありまして、ワークショップでの分析を専門家であるコンサルに依頼していただいて、具体的に予算化もしてもらってという意味でありますが、今後の村のあるべき方向性を見出してください、そういう願いが、当然あるということで、それだけ村の大半が影響する事業なんで、失敗は許されない、そういうような熱い思いを感じさせていただきまして、そういった関係で、本当に不安になっておられます、村全体がさま変わりするということに。

 ところで、村としても、地元としてメリットがどうなんかと。また、本市としても、北インターチェンジのメリットは何なのかというような、そういうことを、こういうコンサルに依頼していただいて、探るいうんか、方向性を見出す必要があるんちゃうかと。

 インターチェンジは、もちろん茨木インターチェンジはありますが、2つ目のインターチェンジやと。今度は初めてのサービスエリアも上下線にできると。インターチェンジの近くにできるということでありますんで、サービスエリアを生かすというんか、生かすも殺すも、やっぱり市の施策いうんか、市の取り組み次第であるというようなことが、私として思うわけなんで、市として積極的にかかわっていってもらわんと、あれは公団の事業やからと。あれ、道つくってくれるから、もうそんでええんちゃうかというような消極的なスタンスでの取り組みでは、本当に不安が増大するばかりであります。

 そういったことで、この間もちょっと村に寄せていただいたら、文書をいただいて、ご紹介しておきますと、これは平成7年6月5日、前の山本市長さんの要望書に対する本市の考え方でありますが、市といたしましては、これから第二名神自動車道や国際文化公園都市の開発整備などが、地域に与える影響、効果を踏まえながら、総合計画でお示ししております基本的な整備方向に基づき、また、国や府、日本道路公団や住宅都市整備公団などの関係機関とも調整しながら、千提寺地区のまちづくりに、地元の皆さんとともに取り組んでまいりたく考えております。ちょっと抽象的でありますが、千提寺自治会長あてに回答をされております。

 それと、もう1点、最近というんか、15年8月25日、これは日本道路公団関西支社でありますが、大阪工事事務所の箕面工事長の文書でありますが、千提寺自治会の皆様へということで、千提寺地区におかれましては、第二名神高速自動車事業を契機に、地区における将来のまちづくりを検討されているところでありますが、私どもも地区のまちづくりと第二名神高速道路事業とは相互に関連するものと認識しており、今後の協議におきましては、関連する道路や水路の付け替え等はもちろん、休憩施設等が今後の地区の発展と活性化につながるよう、行政とも密な調整を図りながら───この休憩施設等というのは、パーキングエリアのことを指しておりますが───地区の皆様方に納得いただけるまで十分協議して、事業を進めてまいります。ということは、公団のほうが、こんなことまで踏み込むということでもないと思うんですが、公団のほうが積極的に、地元としては、何か意見聞いてくれているの違うかと、このようなことであります。

 したがって、担当窓口も一本化というんか、本当に物理的にいろいろなことを抱えて、窓口はやっておられるんですが、窓口の整備もしてもらいながら、茨木市の事業として、きっちり位置づけしてもらいたいなと、こういうのが要望であります。

 買収が、もう2年か3年もかからへんようです。買収になってくると、お金の話になってきますから、こういう計画とか、そんなんは上のそらになってしまって、それまでにきっちり村としても考え方も整理したいし、整理してもらいたいというような考え方でございますんで、要望させていただいておきます。

 これは2点、強く要望させていただきます。

 それと、農業の関係でございますが、農業従事者は高齢化や後継者の不足によりまして、米、野菜などの生産が年々減少しているというのは、ご承知のとおりであろうかと思います。また、耕作放棄地、これもふえてきます。

 このような状況を踏まえまして、農産物の生産、流通体制の改革や農地の保全活用策として、ぜひとも北摂府民フォーラムの中身というか、パネリストの提案あった農家の労働力不足を応援する援農クラブや直売所のファンクラブなどについて、都市と農村の交流活動の1つとして取り組んでいただきたいと思いますし、私は、また、里においても山間部じゃなくて、石川とか福井、豊川、こういった地区等々においても、具体的に市民に理解されて、そして、利用や参加していただける交流活動制度の提案と確立をお願いしたいとともに、さらには、第二の見山の郷というような施設建設の支援にも、市が指導者として、起爆剤といいますか、リーダーシップをとっていただきながら、さらに取り組んでいただきたいなと、このように要望させていただきまして、終わらせていただきます。