会議名:平成23年第3回定例会(第8日 3月24日)

○21番(中内議員) 議案第35号、平成23年度大阪府茨木市一般会計予算につきまして、予算の組み替え動議に反対し、原案賛成の立場から意見を申しあげ、議員各位のご賛同をお願いするものであります。
 さて、長引く景気の低迷からようやく回復の兆しも期待されたところではございましたが、そのやさきに東北、関東地方に大地震が発生し、津波により太平洋沿岸地域は未曾有の大災害に見舞われました。まずは、亡くなられた方々に哀悼の誠をささげますとともに、被災者の皆様に心からお見舞いを申しあげます。
 今回の大災害は、地震国と言われる日本において、地震による災害対策は最重点課題であることを私たちに再認識させるものとなりました。市民の安全で安心な暮らしを確保すること、それはまさしく自治体の使命であり、厳しい財政状況の中にあっても、さまざまな改革により財源の確保に努め、その達成に向けた施策を途切れることなく、着実に進めることが必要であります。そのような観点に立ち、以下、原案賛成の理由を述べさせていただきます。
 まず、私が本予算に賛成する第1の理由は、予算編成の基本方針であるビルド・アンド・スクラップの実践に向け、一丸となって市民福祉の充実と行政水準の向上が図られたことにあります。行財政運営の基本となる市税収入が伸び悩む厳しい状況下における予算編成において、財政の健全性の確保を基本に、将来のまちづくりと、今求められるサービスの実施に向けた諸施策に取り組まれたことを高く評価いたします。
 第2の理由は、少子化社会に適応した子育て支援策や、未来を担う子どもたちへの学校教育施策の充実に積極的に取り組まれたことであります。乳幼児医療費助成の拡充や児童デイサービス事業の拡充にあわせたこども健康センターの開設、また、待機児童の解消に向けた私立保育所の建設補助をはじめ、学力向上計画に基づく小中学校専門支援員や支援教育サポーター等の増員、さらには、小学校普通教室へのエアコン設置、新たな教育センターの設置などは、まさに時代の流れに的確に対応した取り組みといえます。
 第3の理由は、安全で安心な市民生活の確保に向けた災害対策を着実に推進されていることであります。災害対策のかなめとなるハード事業には、多額の財源が必要となりますが、本市は、積極的にその整備に努められており、来年度末には、西河原公園に大規模災害時の救助拠点となる防災公園や、高度救助隊を擁する消防分署が完成するなど、広域的かつ高度な防災機能を備えた施設の整備は、まさに時宜を得たものであると考えます。
 第4の理由は、将来のまちづくりを見据えた取り組みが行われることであります。快適さと安全性を兼ね備えた魅力あるまちの創造は、すべての世代の願いであり、その実現には、計画的かつ着実な都市基盤整備の推進が必要であります。この点におきましても、道路、街路、歩道などの計画的な整備推進を高く評価するものであります。
 最後に、第5の理由といたしまして、地方分権に向けた取り組みを推進されていることであります。多種多様化する行政課題の解決には、行政だけでなく、地域住民とともに取り組むことが求められており、その実現に向け、コミュニティ基本指針を策定するとともに、公民館を拠点に、地域福祉ネットワークモデル事業を実施するなど、市民協働のまちづくりに向けた新たな一歩を踏み出されたことに、大いに賛同するものであります。
 さて、自立した行財政運営は、将来にわたり健全性を確保する財政規律の保持と、行政、市民、事業者、そして議会のそれぞれが自分たちの住むまちの置かれている状況を共有し、互いに知恵と工夫を出し合い、真の豊かさを享受できる地域社会の構築を目指す中において、実践されるものであると考えております。そして、それらの取り組みが、将来にわたって住み続けたいまちづくりの実現につながるものと確信いたしまして、賛成討論といたします。
 議員各位のご賛同を賜りますよう、お願い申しあげます。
 ご清聴どうもありがとうございました。(拍手)